フェアリル研究(第二講-B)
続き、やっていきましょうか。
ここからが第二講の本当の面白いところ、めっちゃ楽しいところがやっと始まりますよ!!!笑
さて、第二講-Aでは私が勝手にしょせん素人の浅知恵程度の伏線についてカターイ話をしましたね。
ではどこが伏線になっているのか、一緒に考察していきましょう!
まずは第2話Aパート、『』から見ていきましょう。
最初の伏線と思える点は……ココ!
みんなから「魔法学の授業は楽勝!」や「フェアリルビジューを見せて」と言われるところだと思います!
ここは、りっぷちゃんの秘めた才能で物語が動くという展開伏線とりっぷちゃん自身の性格を強く表す印象伏線なんじゃないかなって思います。
知っての通り、りっぷちゃんはお勉強が苦手です。
でも頑張らないわけじゃありませんよね? いつもいつも、りっぷちゃんはどんなことでも一生懸命頑張っています。
それに、魔法の才能にもあふれています。りっぷちゃんは、ちゃんとした才能があって、その才能をより伸ばす頑張り屋な子だと私は思います。
しかし、反対に考えてみてください。もし、リルリルフェアリルが魔法の才能にあふれた天才フェアリルがどんな魔法も使いこなす話だったら、どうでしょう?
その時、りっぷちゃんの頑張りはどのように映って見えるでしょうか。
きっと今みたいにどんなことも頑張って偉い! とはなりにくいんじゃないかなあって思います。ただすごい子が才能の力で乗り越えてきた、努力やなんかの熱い思いなんて伝わらないんじゃないでしょうか。
つまり、りっぷちゃんの頑張りと成功と友情の支えを描く物語にするには、りっぷちゃんは “できる子だけど失敗しやすい子” っていう印象を付ける必要があります。
でも、ただ失敗を連発するようではこの印象はつけられないと思います。ということは、秘めた才能があることを物語の序盤で出しておく必要があるんじゃないでしょうか。
ということは、私たち視聴者に “りっぷちゃんにはすごい才能がある” ってことを伝えるには、周りのキャラクターたちから賞賛を受け、誰より先に大きな功績をたたえるのが一番わかりやすいんじゃないでしょうか?
よって、私はここはこの先のりっぷちゃんのキャラクター性を印象付ける重要な伏線なんじゃないかなって思います。
次のポイントはみんながハピネルビジューを見て、「いいなー!」っていうところなんじゃないでしょうか。
このハピネルビジュー、第2話ではまだレアビジューと分類されておらずハピネスビジューとレアビジューを合わせてフェアリルビジューって呼ばれています。
このハピネスビジューやデトワルビジューがどういった存在なのかはまだ本編で明かされていません。
でも、ここでハピネスビジューを見て、みんなが喜んでいます。これはハピネスビジューがいいものだって最小限の伝える、そういう展開なんじゃないでしょうか。
物語内でビジューはまだどういう存在か明かされていません。誰かどう作っているのか、どんな意味があるのか、どういう使い方をするのか……。
その存在が明かされていないというのは、反対に言うとその存在の価値が伝わらないということではないんじゃないでしょうか?
1話では『いい行いをしたり、成績が優秀な生徒に与えられるご褒美的な物』とボックリ先生が説明しています。しかし、それではどれだけ価値のあるものかはわかりません。
でも、2話冒頭ではその価値が示されています。それが、みんながりっぷちゃんのビジューに対して興味を示し、いいなー! というシーンです。
そのシーンを描くことにより、ビジューは価値あるもので、たくさん集めることはすごいことだとわかるようになっています。
この3分に満たないシーンを入れることでビジューの価値とりっぷちゃんの秘めた才能を伝える、とても重要な伏線だと思います!
さて、次もまた印象伏線ですね。
今度は家の中で紹介しているシーンでひまわりちゃんが日光浴しているシーンでしょう。
ここがなんの伏線につながっているのか、それは『ひまわりちゃんは、ヒマワリみたいに光の強さとつながりがある』ということを示しているんじゃないでしょうか。
ひまわりちゃんはスポーツ大好き、太陽みたいに元気いっぱいな女の子です。いつもニコニコしていて、みんなに元気を与えるいい子。
そして、ひまわりちゃんが名前と太陽とがリンクしていることを示す、重要なポイントではないでしょうか。
そしてひまわりちゃんはりっぷちゃんと同じく、お勉強がちょっと苦手です。第1話でも、フェアリルシードの中でぐっすりお休みしていたほどです。
つまり、どこかでひまわりちゃんの明るいけどちょっとぬけているところを示しておく必要があります。
まだ物語は始まったばかり。キャラクター性を示しておかなければ、視聴者は感情移入が出来ません。特に、レギュラーメンバーならなおさらです。
そこで、このようにひまわりちゃんが日光を浴びるとぽや~っとしちゃうシーンを入れることにより、より一層ひまわりちゃんのキャラクター性を深められたんじゃないでしょうか。
そうすると、次のお部屋、つまりすみれちゃんのお部屋での出来事も伏線って言えますよね?
すみれちゃんはおしゃれが大好き! 将来はデザイナーさんになってお洋服のデザインをしたいっていうくらい、自分の目標がしっかりしていてその夢に向かって一生懸命頑張る子です。
みんなにアクセサリーをプレゼントするシーン、このあと度々衣装を創ったりするすみれちゃんの印象伏線でしょう。
ここで、1つ、悲しいお知らせをします。
この後に出てくるローズちゃんのシーンですがここも伏線だと思いますってことだけお伝えして次に行かせていただきます。
もちろん、ここで飛ばした分ローズちゃんに関する考察は別の回で熱く、深く行います!
さて、本日最大の伏線へと移らせていただきます。
このAパート、どこが最大の複線だと考えているのかと言いますと……
『ぽわぽわ犬のぽわわがフラワービレッジの屋上にいたこと』です!
なんだ、そんなことかって思った人! ちょっと一回待ってください!
ぽわわがいなくなってから、見つけるまでの間のことをよく思い出してみてください。
覚えてない方がいらっしゃったら、見直してみてください!
まず、りっぷちゃんとすみれちゃん&ひまわりちゃんは分かれました。
りっぷちゃんはおうちの中を、すみれちゃんとひまわりちゃんはリトルフェアリルの捜索を。
そこで、りっぷちゃんはフェアリルマジックで探そうとします。
でも、フェアリルマジックはうまくいかず失敗に終わってしまいます。
その時、ベッドの下に小さな扉を見つけます。その扉をフェアリルキーで開けて進んでみると、フラワービレッジの屋上につながってて、そこにぽわわもいました。
といった流れで1つ、この後ある話につながる大きな伏線があることに気付きましたか?
『その時、ベッドの下に小さな扉を見つけます。その扉をフェアリルキーで開けて進んでみると、フラワービレッジの屋上につながってて、そこにぽわわもいました。』
ここにあるんです。もっと言いますと
『その時、ベッドの下に小さな扉を見つけます。その扉をフェアリルキーで開けて進んでみると、フラワービレッジの屋上につながってて、そこにぽわわもいました。』
この太字の部分、フェアリルキーで開けて進んでみるとって部分です。
フェアリルキーは扉を開ける時、カギを開けました。
ということはぽわわが通る際、ドアのカギはかかっていたんです。しかし、ぽわわは外に出れた……。
そう。あまり気にしていなかったかもしれませんが、ぽわわ達魔法生物もフェアリルキーを持ち、フェアリルマジックが使えるのです!
実際、第29話の『夏だ! ぽわぽわサマーキャンプ』でぽわわとポワリザはフェアリルマジックを使っています。そして、ぽわわ達は公式の本によるとなんと『レジェンドフェアリル』に分類されているんです!
私、29話観たとき、ぽわわ達がフェアリルマジック使ったとき本気で驚いたんですよね(笑)
「えっ!? あなたたちフェアリルマジック使えるの!?」って。
つまり、ここでの展開伏線は「ぽわぽわ犬たちはフェアリルマジックが使えて、リトルフェアリルの魔法生物たちは魔法が使えるかもしれない」っていう伏線が張られていたというのが最大の伏線なんじゃないかなって思いました!
もしかしたらこれを伏線と呼ぶのには弱いかもしれません。でも私はこういう些細なところに目を向けていくのも面白いんじゃないかなって思っています。
実際、りっぷちゃんに抱かれたぽわわの首元にはフェアリルキーがついています。その絵だけで「ああ、フェアリルキーがあるってことはフェアリルマジック使えるのかな?」って思う人もいるかもしれません。
でも、それと合わせてキャラクターの動きから29話の展開が予測できるのも楽しいかなって思ってここを最大の伏線にしてみました。
さて、今回は第二講をAとBに分けてお送りしました。
長くなってごめんなさい。本当はこのBも分けて、第二講-OPとAパートとBパートとに分けようかなって思ったんです。
だけど、区切りが分かんなかったのでやめちゃいました(笑)
では次回、第三講で会いましょう!
ばいリルー!
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